外部寄生虫 ( ヒゼンダニ )
2005年05月14日 AQ
上記の記事では、『
アカラス 』、『 ノミ 』 について説明しましたが、ここでは よく間違われるのですが、疥癬は症状の名前です。その症状をおこす原因になるダニが 『 ヒゼンダニ 』 です。また、耳疥癬=耳ダニの原因となる、ミミヒゼンダニとも種類は違います。
ブログなどを見ていると、個人の方が書かれた記事やコメントの中に、耳の中にいるダニ ( ミミヒゼンダニ ) が、身体に広がって疥癬になった・・・ って見かけますが、まったくの間違いです。耳疥癬 = 耳ダニの記事は、また後日に掲載します。その時にその違いをご確認下さい。
ヒゼンダニが皮膚の表面に穴を掘って寄生することによって生じる皮膚疾患です。正確に言うと、犬疥癬 ( いぬかいせん ) は犬穿孔 ( いぬせんこう ) ヒゼンダニ、猫疥癬 ( ねこかいせん ) は猫小穿孔 ( ねこしょうせんこう ) ヒゼンダニが原因となります。
犬疥癬 ( いぬかいせん ) は、感染源の動物と接触した後に急速に広がり、頭部や腹部から発症することが多いようです。季節に関係なく発生し、痒みが非常に強いのが特徴です。感染した場所には、脱毛 ( だつもう )、紅斑 ( こうはん )、丘疹 ( きゅうしん )、痂皮 ( かひ )、色素沈着 ( しきそちんちゃく ) などがみられます。一方、猫疥癬は、耳の輪郭にそって激しい痒みがあり、頭部全体に急速に広がることが多くの特徴として見られます。
多数のペットを飼育している家庭では注意が必要です。犬と猫では寄生するダニの種類が違うのに、互いに感染する事がありますし、もちろん人間にも感染します。ただし、人間には宿主体質の違いから、常時の寄生まではいきません。
人間に対しては 『 なんか最近、赤い発疹ができて、身体がかゆ〜い 』 というのが数日間続きますが、よほどの皮膚が弱い方以外は、知らぬうちに症状は改善されます。ただ敏感な方は、病院での治療が必要な場合もあります。ペットが疥癬にかかったと判ったら、薬局に行って 『 六一○はっぷ = ムトウハップ 』 ← 硫黄成分の薬用入浴剤を買ってきて、ちょっと臭いのを我慢してお風呂につかって下さい。
ヒゼンダニの大きさは、約0.3ミリほどで、雄の方が雌より少し小さいです。太くて短い足が4対あり、体は真ん丸い風船のような形をしております。メスの疥癬は皮膚にトンネルを掘って潜っていき、そのトンネルの中で産卵して卵を産み付けます。オスは交尾するとすぐ死んでしまうので、皮膚に潜っているのはメスだけということになります。『 蚊 』 と違い、オスも血を吸って生きています。・・・ 交尾するまでの間は (T_T)
寄生する宿主を離れると、2日間ほどで成虫・幼虫・卵までも死滅すると言われていますので、感染している動物との直接の接触以外は、周囲の環境などから感染することは少ないと思われますが、やはり掃除はまめにして清潔にする事が一番でしょう。万が一、可愛い我が子がヒゼンダニに感染している事がわかったら、二次感染をおこさないよう、発見した時点での早期の治療が絶対です。
※ 紅斑 ( こうはん )
皮膚の変色している部分や表面は、盛り上がっておらず、正常な皮膚との境目がハッキリとしている赤い発疹です。変色している状態によって、黒斑 ( こくはん ) と2つに分類されます。
※ 丘疹 ( きゅうしん )
皮膚の表面が半球状、円錐状 ( えんすいじょう ) または扁平状に盛り上がっている状態。大豆の大きさぐらいまでの硬い小さな発疹です。
※ 痂皮 ( かひ )
早い話がカサブタです。膿や血液、漿液 ( しょうえき = 怪我した時に出てくる透明の液です ) が乾燥して付着した状態を指します。
皮膚の変色している部分や表面は、盛り上がっておらず、正常な皮膚との境目がハッキリとしている赤い発疹です。変色している状態によって、黒斑 ( こくはん ) と2つに分類されます。
※ 丘疹 ( きゅうしん )
皮膚の表面が半球状、円錐状 ( えんすいじょう ) または扁平状に盛り上がっている状態。大豆の大きさぐらいまでの硬い小さな発疹です。
※ 痂皮 ( かひ )
早い話がカサブタです。膿や血液、漿液 ( しょうえき = 怪我した時に出てくる透明の液です ) が乾燥して付着した状態を指します。


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