ペットの問題行動 (4)
2005年04月11日 AQ
攻撃行動 > その他の攻撃行動
昨日の 『 ペットの問題行動 (3) 』 の続きです。 ここでは通常の生活において、優位性攻撃 ( アルファシンドローム ) 以外におこりうる攻撃行動の中で、比較的よくみられる行動パターンをご紹介しておきます。
昨日の 『 ペットの問題行動 (3) 』 の続きです。 ここでは通常の生活において、優位性攻撃 ( アルファシンドローム ) 以外におこりうる攻撃行動の中で、比較的よくみられる行動パターンをご紹介しておきます。
犬がなわばり性攻撃を示すのは、飼い主の家や庭などの、犬がなわばりとみなしている居住の場に、よその人間や動物が近づいてきた場合におこります。なわばりの境界やその範囲内で、激しく相手に吠えるのが特徴で、同時にうなる、歯をむきだすなどの行為もよく見受けられます。
■ 恐怖心が原因でおこる攻撃行動
犬が相手に対し恐れを感じていて、しかも、逃げられない状況にある時にもっともよくおこる攻撃行動です。犬はうなったり、吠えたりすると同時に、尾が下がる、耳を後ろに寝かせる、後ずさりするなど、恐れを示す表情や姿勢がともなうことが多いようです。近づかれたり手を伸ばしてさわられそうになったりした時にはいっそう、その行動は顕著になり、場 合によっては噛むこともあります。
■ 痛みによる攻撃、または防御性攻撃行動
痛みを感じたとき、近くの人間や物を反射的に噛んでしまう行動です。動物病院において治療中に痛いところを触られた時に噛むようなことも、このタイプの攻撃にあてはまります。また犬が体罰を受けた時にも、このタイプの攻撃が引き起こされる事があります。
■ 雄犬同士間での攻撃
雄犬同士間の攻撃とは、雄の成犬が他の雄犬、それも性成熟に達している雄犬にかぎって向ける攻撃行動です。このタイプの攻撃行動は、アンドロゲンと総称される雄の性ホルモンの影響を強く受けており、去勢手術をして精巣からの性ホルモンの分泌を止めてしまえば抑制されることが実験的に証明されています。
しかし攻撃行動には性ホルモン以外の要因も影響していますので、去勢手術を行った事例のすべてで攻撃行動がなくなるわけではありません。さらに同じ家庭に飼われている雄犬同士の間で、このタイプの攻撃がおこる場合は、犬同士の優位関係 ( リーダー争い ) も関係するためより複雑な問題と発展します。
■ 遊び攻撃
遊びのつもりで犬が人間に向かって、うなったり歯を立てたりすることがあります。特に仔犬や生後1年くらいまでの若い犬にこうした傾向が見られ、遊びでは本気の攻撃とは異なり、噛みかたが多少加減されます。
しかし早い時期に兄弟から離されて社会化が不足した犬などでは、仔犬同士の遊びの中でこの加減を覚える機会がなかった為、飼い主が痛いと感じたり皮膚が赤くなったり、場合によっては軽く傷ついたりするくらい強く噛んでしまう場合もあります。
参考引用文献 「 イラストでみる犬学 」
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