ネコの乳腺腫瘍
2006年11月27日 AQ
雌猫 ( メスネコ ) の場合の乳腺腫瘍と避妊手術の関係は、どのようになっているのでしょうか? 本当に避妊手術は有効なのでしょうか? 乳腺腫瘍ができて動物病院を受診する猫の内、避妊手術をしているか、していないかの有無は、動物病院内にて記録されているのではないかと思います。これだけでは手術の有効性は分からないのでしょうか
まず、『 避妊手術を考える 』 の記事内にて回答した乳腺腫瘍についての文言は、あくまでも " 犬 " を対象とした文章です。猫と犬の乳腺腫瘍は、存在そのものの有りかたが違い、とうぜん考えなければならない事にも、違いがでてきます。
乳腺腫瘍ができて動物病院を受診する猫の内、避妊手術をしているか、していないかの有無は、動物病院内にて記録されているのではないかと思います。
街中で開業している動物病院内にて、患畜 ( 診療を必要とする動物 ) を診察した状態を記録したカルテは必ず存在します。しかし現実は、個々のペットの診察時の状態を記録しているだけにすぎず、その病院内に残る全データーを解析して、それぞれの病気の関連性、予測、確率などを飼い主に伝えられるほどのデーターベース化は、当然できていないと思います。
情報は知っているだけでは何も意味をなさず、集積して解析する、そしてもっとも確率の高い ( 確率の低い ) 事項を、予測して実行する。これがもっとも大事なことなんでしょうが、開業医の立場では、それこそ通常の診察・診療に加えて、消毒・清掃などの細々とした業務もこなさなければならず、そこにまで手が回らないというのが現実でしょう。
ですので過去のデーターを活用するさいは、獣医師会発行の資料を元に判断したり、大学での研究データー、文献を利用する事になります。これらの大きなデーターを元にしても、実際の診療においてはあくまでも目安としかならず、そこが " 生き物 " を対象とした業務の、難しいところでもあります。
雌猫 ( メスネコ ) の場合の乳腺腫瘍と避妊手術の関係は、どのようになっているのでしょうか? 本当に避妊手術は有効なのでしょうか?
この質問に関しては回答のお言葉を頂戴する為に、以下のサイトを参考にしながら、私の言葉も加えてまとめた状態でお話します。後ほど、参考サイトのほうもご覧いただければ幸いです。
" メスネコ " の乳腺腫瘍に関しては、リンパ腫、皮膚腫瘍に続き 3 番目に多い腫瘍と言われ、確率上は 5 頭に 1 頭発症すると考えられているそうです。犬と同様、その発生原因は卵巣ホルモンに関係している部分が多く ( これだけが原因ではありませんが ・・・ )、避妊手術をしていない猫の腫瘍発生率は、している猫のおよそ 7 倍であると言われています。
( 早期の年齢の段階で手術した場合、その発生確率はさらに低くなると言われています。 )
この上記で紹介したサイト以外でも、私が持つ資料と同様な事を記してある事実は、猫の乳腺腫瘍の 80% が悪性の乳ガンであると言う事です。この事により、治療にあたる獣医師は、猫に乳腺腫瘍がある場合、初めから悪性の乳ガンであると考えて対処しなければ、手遅れになる可能性が大きいと判断しています。また、イヌの乳腺腫瘍と違いネコの乳腺腫瘍は、治療をしてさえも治る確立が低いとされています。
ちなみにイヌの乳腺腫瘍は、" メスイヌ " の身体にできる全腫瘍の内、乳腺腫瘍の割合は全体の 50% と言われています。これも非常にできやすい腫瘍であると言えるのですが、この内、約 50% が悪性、とうぜん残り 50% が良性 ということになります。
さらにこの悪性腫瘍のうち、50% が非常に転移の早い悪質なものであり、残り 50% がその局所だけで大きく細胞を増殖させていく、進行の遅いものとなります。
イヌとネコの乳腺腫瘍の外科治療 ( 手術 ) の違いとしては、イヌの場合、腫瘍患部の周りをグルっと切り取る方法に対し ( もちろん部位によっては、リンパ節や乳腺そのものを全摘出する場合もあります )、ネコの場合 は、可能な限り広範囲に切除する方法を取ります。
つまり腫瘍の大きさが、大きければ大きいほど切除する範囲が広くなり、その事はネコの生命を維持するにおいても、とても重要な事項であるとされています。上記のサイトにおいても、『 早期発見、早期治療、それもかなり積極的内容で行うことが肝心 』 と話を締めくくっています。
ご質問に対する結論としては、イヌと違い乳腺腫瘍ができてしまえば、そく生命の維持に対して悪い方向へ反映されてしまう為、乳腺腫瘍ができないほうがより好ましく、避妊手術を受けた方がこと乳腺腫瘍に関しては発生確率が低いというデーターを元に考えれば、受ける方が良いかも知れません。
ネコの乳腺腫瘍に対しては、避妊手術をすることが有効である ・・・
ただしあくまでも 100% ではなく、有効な方向に優位性が傾いているというのが事実です。イヌとネコ。種属の違いから病気に対しての結果が違う為、イヌの飼い主様にお伝えする言葉とは異なった見解をお話していますが、これに避妊手術後の肥満や、肥満からくる脱毛、関節障害、呼吸器の障害、心臓への負担などのことを考慮して、よく獣医師と話し合った上で、今後のことをお考え頂きますようお願い致します。
1. Posted by
ひよこ画伯やす
2006年11月28日 00:58
よっしゃ、、、1番コメントゲット。。。
・
・
・
すみません、これから記事よみます。ハイ。。。
・
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・
すみません、これから記事よみます。ハイ。。。
2. Posted by AQ
2006年11月28日 01:04
> やすさん (^_^;)
>>1
いつも 1 番は ruru さんが取ってるものね。
でも、この記事 ・・・ やすさん読んで興味あるの [?]
少しでも動物の事を知ってもらえれば、嬉しいです (^^)
>>1
いつも 1 番は ruru さんが取ってるものね。
でも、この記事 ・・・ やすさん読んで興味あるの [?]
少しでも動物の事を知ってもらえれば、嬉しいです (^^)
3. Posted by のりぴー
2006年11月28日 10:10
猫と犬では違うのがわかりました。[晴れ]
4. Posted by タナカ
2006年11月28日 11:56
実は、迷い猫(雌3〜4才位)を保護しました。動物病院でいろいろ検査して頂き、乳腺腫瘍などの予防を考えて、避妊手術がしてあるかどうかお尋ねしたところ、不明とのことでした。この時、先生から、猫の乳腺○○は受容体が1〜2割なので、避妊手術が乳腺腫瘍の予防に余り効果はないような説明がありました。それで猫の乳腺腫瘍の予防と避妊手術との関係についてご質問致しました。補足させて頂きます。
5. Posted by AQ
2006年11月28日 15:42
> のりぴー さん
>>3
基本的には同じなんだけどね (^_^;)
ネコとイヌでは、生活する上での環境も食生活も違うから、
どうしても微妙な違いが出てきますよね。
>>3
基本的には同じなんだけどね (^_^;)
ネコとイヌでは、生活する上での環境も食生活も違うから、
どうしても微妙な違いが出てきますよね。
6. Posted by AQ
2006年11月28日 16:48
> タナカさん
>>4
[blockquote]避妊手術がしてあるかどうかお尋ねしたところ、
不明とのことでした。[/blockquote]
通常、エコーやレントゲンで卵巣の有無を調べるのは、難しいですよね。お腹の毛を剃って、手術痕があるかどうかチェックするぐらいでしょうか [?] それでも外部からの判断は難しいでしょうね。
[blockquote]猫の乳腺○○は受容体が1〜2割なので、避妊手術が乳腺腫瘍の予防に余り効果はないような説明がありました。[/blockquote]
○○ の伏字は何なんでしょうね? 受容体と書かれていますから黄体ホルモン ( プロゲスチン ) の事を指しているのでしょうか? その事は、猫に関してはあまり乳癌との関連が認められないと、一部の文献にも書かれていますね。( まったくでは無い )
猫の乳腺腫瘍と避妊手術の問題は、実際は手術をおこなう時期に、大いに関係あるみたいです。あるひとつのデーターでは、6ヶ月齢前に避妊手術を受けた猫は、非避妊の猫に比べて乳腺癌へ発展するリスクの 91% の減少が見られ、1 歳までに避妊手術を実施した猫は乳腺癌へ発展するリスクが 86% 減少した・・・という結果が出ているようです。
3 〜 4 歳という推定年齢の猫であれば、避妊手術をおこなう事で乳腺腫瘍の発生を抑えられるという確率が減る為、『 あまり効果が無い 』 という言い方をなさったのではないでしょうか。
もとより猫の乳腺腫瘍の発生原因はよくわかっておらず、推定では、品種や繁殖時の状態、通常の食生活 ( 添加物など )、そしてイヌよりも重要ではないが、黄体ホルモンの定期的な暴露などが起因するのでは無いかと言われているみたいです。
また、避妊手術を行なう事で予防できる腫瘍は良性のものであり、ほとんどの腫瘍が悪性である猫の場合は、その少ない確立でできる良性の腫瘍の発生を防いでも、意味は無いという考えもあるみたいです。ただし、良性の腫瘍が悪性に転化する事は考えられますので、少なくとも効果はゼロであるとは言えないと、私は思うのですが。
最終的には、避妊手術をおこなうかどうかの判断は、乳腺腫瘍だけの問題だけでなく、飼育する環境 ( 室内、室外での放し飼い ) や、飼い主と猫との接し方、飼い主の動物に対する手術の思考、記事内にも書きましたが、手術する事でおこりうるメリット・デメリットなどを総合的に考えて、飼い主が決めなければならない事になります。
>>4
[blockquote]避妊手術がしてあるかどうかお尋ねしたところ、
不明とのことでした。[/blockquote]
通常、エコーやレントゲンで卵巣の有無を調べるのは、難しいですよね。お腹の毛を剃って、手術痕があるかどうかチェックするぐらいでしょうか [?] それでも外部からの判断は難しいでしょうね。
[blockquote]猫の乳腺○○は受容体が1〜2割なので、避妊手術が乳腺腫瘍の予防に余り効果はないような説明がありました。[/blockquote]
○○ の伏字は何なんでしょうね? 受容体と書かれていますから黄体ホルモン ( プロゲスチン ) の事を指しているのでしょうか? その事は、猫に関してはあまり乳癌との関連が認められないと、一部の文献にも書かれていますね。( まったくでは無い )
猫の乳腺腫瘍と避妊手術の問題は、実際は手術をおこなう時期に、大いに関係あるみたいです。あるひとつのデーターでは、6ヶ月齢前に避妊手術を受けた猫は、非避妊の猫に比べて乳腺癌へ発展するリスクの 91% の減少が見られ、1 歳までに避妊手術を実施した猫は乳腺癌へ発展するリスクが 86% 減少した・・・という結果が出ているようです。
3 〜 4 歳という推定年齢の猫であれば、避妊手術をおこなう事で乳腺腫瘍の発生を抑えられるという確率が減る為、『 あまり効果が無い 』 という言い方をなさったのではないでしょうか。
もとより猫の乳腺腫瘍の発生原因はよくわかっておらず、推定では、品種や繁殖時の状態、通常の食生活 ( 添加物など )、そしてイヌよりも重要ではないが、黄体ホルモンの定期的な暴露などが起因するのでは無いかと言われているみたいです。
また、避妊手術を行なう事で予防できる腫瘍は良性のものであり、ほとんどの腫瘍が悪性である猫の場合は、その少ない確立でできる良性の腫瘍の発生を防いでも、意味は無いという考えもあるみたいです。ただし、良性の腫瘍が悪性に転化する事は考えられますので、少なくとも効果はゼロであるとは言えないと、私は思うのですが。
最終的には、避妊手術をおこなうかどうかの判断は、乳腺腫瘍だけの問題だけでなく、飼育する環境 ( 室内、室外での放し飼い ) や、飼い主と猫との接し方、飼い主の動物に対する手術の思考、記事内にも書きましたが、手術する事でおこりうるメリット・デメリットなどを総合的に考えて、飼い主が決めなければならない事になります。
7. Posted by タナカ
2006年11月28日 19:44
避妊手術が行われたかどうかはご指摘頂きましたとおり、腹部を詳細に触診、視診した結果、不明とのことでした。また、猫の乳腺○○は、私が説明頂いたことを理解できなかったため○○と書きました。なお、この時の話は、猫の乳腺腫瘍は避妊手術で防ぐことはできないという主旨ものでした。しかし、猫の避妊手術で防ぐことができるのは良性の乳腺腫瘍であるとのこと(ものすごく重要)ですので、良性の乳腺腫瘍から悪性に変化することを除きますと、私が伺った猫の乳腺腫瘍(悪性)は避妊手術で防げないこととなり、ここでご説明頂いたことと同じになるかと思います。インターネット情報では、その99パーセントは猫も早期に避妊手術をすれば乳腺腫瘍を完全に防ぐことができるような表現が氾濫している現在、是非、これを正しい情報(防げるのは良性の乳腺腫瘍)に置き換えていかなければ混乱は一層深刻になるのではないかと思っております。
8. Posted by ruru
2006年11月28日 22:49
AQさん
>>2
[blockquote]いつも 1 番は ruru さんが取ってるものね。[/blockquote]
別に1番を狙ってるわけではありませんよ。 記事をアップする時間と
ruru が見る時間が同じ時間帯なだけですよ。 (;^_^A アセアセ…
>避妊手術を考える
のコメントを見てましたので、書かなかっただけです。
記事は読んでましたよ〜。
>>2
[blockquote]いつも 1 番は ruru さんが取ってるものね。[/blockquote]
別に1番を狙ってるわけではありませんよ。 記事をアップする時間と
ruru が見る時間が同じ時間帯なだけですよ。 (;^_^A アセアセ…
>避妊手術を考える
のコメントを見てましたので、書かなかっただけです。
記事は読んでましたよ〜。
9. Posted by AQ
2006年11月29日 02:13
> ruru さん
>>8
はは (^^) お気遣いありがとうございます [音符]
>>8
はは (^^) お気遣いありがとうございます [音符]
10. Posted by AQ
2006年11月29日 14:24
> タナカさん
>>7
少しお伝えしている情報を、混乱なさって間違ってお聞きいただいているように思えます。もう一度、整理してお話しますね。
[blockquote]この時の話は、猫の乳腺腫瘍は避妊手術で
防ぐことはできないという主旨ものでした。[/blockquote]
この事は >>6 にも書いてありますとおり ・・・
『 6ヶ月齢前に避妊手術を受けた猫は、非避妊の猫に比べて乳腺癌へ発展するリスクの 91% の減少が見られ、1 歳までに避妊手術を実施した猫は乳腺癌へ発展するリスクが 86% 減少した ・・・ という結果が出ているようです。』
つまり猫の乳腺腫瘍に関しては、初めの発情より前に避妊手術をしておけば、高い確率でその生成を防げると言う事です。今回のタナカさんの場合は、推定年齢からいって避妊手術をおこなっても、乳腺腫瘍の発生確率を極端に下げる事にはつながらないという意味で、獣医師も仰ったんだと思います。
[blockquote]猫の避妊手術で防ぐことができるのは
良性の乳腺腫瘍であるとのこと[/blockquote]
[span][style]color:#CC0066;[/style]早とちりしないで、良くコメントをお読みください。[/span]
『 また、避妊手術を行なう事で予防できる腫瘍は良性のものであり、ほとんどの腫瘍が悪性である猫の場合は、その少ない確立でできる良性の腫瘍の発生を防いでも、意味は無いという考えもあるみたいです。 』
" そういう考えもあるらしい " という一例を申し上げただけで、" そうなんだ " と、決め付けてお話をしておりません。ですからこの文章の末尾に、反論とまではいきませんが、『 ただし、良性の腫瘍が悪性に転化する事は考えられますので、少なくとも効果はゼロであるとは言えないと、私は思うのですが。』 と私の意見も付け加えています。
[blockquote]私が伺った猫の乳腺腫瘍(悪性)は
避妊手術で防げないこととなり[/blockquote]
乳腺腫瘍の発生するメカニズムが現在においてもハッキリしていない以上、他の要因からなる乳腺腫瘍は、当然、避妊手術をしても防ぐ事はできません。しかし、結果として先にも述べてあるように、初めての発情の前後に避妊手術をすることで、乳腺腫瘍そのものの発生確率が低下すると言うのは、現実のデーターとして公表されている事実です。
[blockquote]インターネット情報では、その99パーセントは猫も早期に避妊手術をすれば乳腺腫瘍を完全に防ぐことができるような表現が氾濫している現在[/blockquote]
この事がネット上で情報として氾濫しているかどうかは、私にしては定かではありませんが、『 早期の避妊手術で乳腺腫瘍を完全に防ぐ 』 と言う記述の中の " 完全 " と言う言葉は使用するに不適当かと思います。もしその表記をしているサイトがあるのならば、そのサイトの認識が不足している事になります。
一連ののコメントのやりとりを考慮して、再度、記事の修正 ( 追記・ニュアンスの変更 ) を数日内におこないたいと思っています。
私はネコの避妊手術を、推奨も否定もする立場にはありません。物事にはすべて、総合して判断する必要を感じている人間です。今回は、ネコの乳腺腫瘍と避妊手術の関連性のご質問を受けて記事として書き上げましたが、そのため、避妊手術をお薦めするようなニュアンスになっているかと思います。
それはあくまでも、総合的に判断してものではなく、乳腺腫瘍単体を前提に考えた記事である事を、ご承知置き下さい。
>>7
少しお伝えしている情報を、混乱なさって間違ってお聞きいただいているように思えます。もう一度、整理してお話しますね。
[blockquote]この時の話は、猫の乳腺腫瘍は避妊手術で
防ぐことはできないという主旨ものでした。[/blockquote]
この事は >>6 にも書いてありますとおり ・・・
『 6ヶ月齢前に避妊手術を受けた猫は、非避妊の猫に比べて乳腺癌へ発展するリスクの 91% の減少が見られ、1 歳までに避妊手術を実施した猫は乳腺癌へ発展するリスクが 86% 減少した ・・・ という結果が出ているようです。』
つまり猫の乳腺腫瘍に関しては、初めの発情より前に避妊手術をしておけば、高い確率でその生成を防げると言う事です。今回のタナカさんの場合は、推定年齢からいって避妊手術をおこなっても、乳腺腫瘍の発生確率を極端に下げる事にはつながらないという意味で、獣医師も仰ったんだと思います。
[blockquote]猫の避妊手術で防ぐことができるのは
良性の乳腺腫瘍であるとのこと[/blockquote]
[span][style]color:#CC0066;[/style]早とちりしないで、良くコメントをお読みください。[/span]
『 また、避妊手術を行なう事で予防できる腫瘍は良性のものであり、ほとんどの腫瘍が悪性である猫の場合は、その少ない確立でできる良性の腫瘍の発生を防いでも、意味は無いという考えもあるみたいです。 』
" そういう考えもあるらしい " という一例を申し上げただけで、" そうなんだ " と、決め付けてお話をしておりません。ですからこの文章の末尾に、反論とまではいきませんが、『 ただし、良性の腫瘍が悪性に転化する事は考えられますので、少なくとも効果はゼロであるとは言えないと、私は思うのですが。』 と私の意見も付け加えています。
[blockquote]私が伺った猫の乳腺腫瘍(悪性)は
避妊手術で防げないこととなり[/blockquote]
乳腺腫瘍の発生するメカニズムが現在においてもハッキリしていない以上、他の要因からなる乳腺腫瘍は、当然、避妊手術をしても防ぐ事はできません。しかし、結果として先にも述べてあるように、初めての発情の前後に避妊手術をすることで、乳腺腫瘍そのものの発生確率が低下すると言うのは、現実のデーターとして公表されている事実です。
[blockquote]インターネット情報では、その99パーセントは猫も早期に避妊手術をすれば乳腺腫瘍を完全に防ぐことができるような表現が氾濫している現在[/blockquote]
この事がネット上で情報として氾濫しているかどうかは、私にしては定かではありませんが、『 早期の避妊手術で乳腺腫瘍を完全に防ぐ 』 と言う記述の中の " 完全 " と言う言葉は使用するに不適当かと思います。もしその表記をしているサイトがあるのならば、そのサイトの認識が不足している事になります。
一連ののコメントのやりとりを考慮して、再度、記事の修正 ( 追記・ニュアンスの変更 ) を数日内におこないたいと思っています。
私はネコの避妊手術を、推奨も否定もする立場にはありません。物事にはすべて、総合して判断する必要を感じている人間です。今回は、ネコの乳腺腫瘍と避妊手術の関連性のご質問を受けて記事として書き上げましたが、そのため、避妊手術をお薦めするようなニュアンスになっているかと思います。
それはあくまでも、総合的に判断してものではなく、乳腺腫瘍単体を前提に考えた記事である事を、ご承知置き下さい。
11. Posted by タナカ
2006年11月29日 17:07
ご説明ありがとうございます。P−WELL>乳腺腫瘍(犬の場合)を参照するようご照会頂きましたが、この猫版(麻布大学信田先生監修)を拝見致しますと、犬と違い、猫の場合、早期に避妊手術をしても乳腺腫瘍を減らすことは出来ないと書かれております。その理由が、ご指摘がありました猫には黄体ホルモン?受容体が1〜2割しかないので、ホルモンの影響は余り受けないと理解致しました。私が保護した猫のことから離れて、その先生はこのことをご説明されておりました。6ヶ月で91%減らせるデータと猫の受容体が1〜2割(犬はずっと多い)しかないこと(信田先生のお話し)が両立するならば分かるのですが。度々ですが教えて頂きたいと思います。
12. Posted by AQ
2006年11月30日 05:55
> タナカさん
>>11
まず P-WELL のリンクは、イヌとの対比情報のつもりでリンク
させていたのですが、言葉足らずで申し訳ありませんでした。
記事の再構成のさいに、追記しておきます。
ネコ版のほうは、私の方ではご指摘いただくまで閲覧しておりませんでした。改めて見てみたんですが、あの P-WELL のサイトの中でも 2 つの相反する情報が表記されているので、少しとまどっています。
監修 / いずみ動物病院 院長 泉 憲明 氏
[a]http://www.p-well.com/health/clinic/cat/cat-nyuugan.html[txt]乳ガン[/txt][/a]
監修 / 麻布大学獣医学部 助教授 信田 卓男 氏
[a]http://www.p-well.com/health/clinic/cat/cat-nyuugan2.html[txt]乳ガン 2[/txt][/a]
さてこの事と、タナカさんが矛盾を感じておられる ・・・
[blockquote]6ヶ月で91%減らせるデータと猫の受容体が1〜2割(犬はずっと多い)しかないこと(信田先生のお話し)が両立するならば分かるのですが。[/blockquote]
この事が " 矛盾している " と言うところで一致しているのですが、コメント欄 >>6 の中で書きました、『 また、避妊手術を行なう事で予防できる腫瘍は良性のものであり、ほとんどの腫瘍が悪性である猫の場合は、その少ない確立でできる良性の腫瘍の発生を防いでも、意味は無いという考えもあるみたいです。 』 ← この意見も含めて、こと猫の乳腺腫瘍の予防と言う部分では、意見が大幅に分かれております。
それも一般の愛猫家のサイトではなく、獣医師、大学の研究資料レベルでの話です。私が持つ文献においても同様の状態です。それだけ、猫の乳腺腫瘍と避妊手術の関連性は、他の要因が複雑に絡んでしまい、明言できるだけのハッキリとした意見が言えないというのが現状なのかも知れません。
信田氏の説明の中でも、『 原因とメカニズム 』 の中で、" 猫の乳腺腫瘍の場合は因果関係は明らかではない。 " とホルモンとの関連性を説いていますが、『 予防 』 の中では、" 避妊手術を受けても、乳腺腫瘍になる確率を減らすことにはならない。 " と、仰っています。因果関係が明らかでないのに、後者で言及されている事は、言葉尻だけをとれば少し矛盾を感じます。
ただ矛盾していたとしても、どれもの情報が間違いではなく、調査や研究のそれぞれの結果なんだと思います。解明されていない部分と他の要因が絡んだ時に出る結果が色々な答えを持ち、それぞれの研究者がそれぞれの答えを発表する。
それが混乱させる元になっているように感じます。実際私も、ご質問を受けて深く調べていくうちに、混乱してしまっている事は否めません。今回上げた記事も、大幅な修正や追記が必要であると感じています。時間がかかりますが、もう少し調査して、やり直すつもりです。それに気付かせて貰えた、タナカさんのコメントに感謝致します。
結論としましては、現在解明できている答えがひとつの場合は、相反する事項は矛盾と言えるが、複数の結果をそれぞれが答えと考えれば、それは矛盾にはならない。
・・・ 私が今答えられる、限界の回答となります。
>>11
まず P-WELL のリンクは、イヌとの対比情報のつもりでリンク
させていたのですが、言葉足らずで申し訳ありませんでした。
記事の再構成のさいに、追記しておきます。
ネコ版のほうは、私の方ではご指摘いただくまで閲覧しておりませんでした。改めて見てみたんですが、あの P-WELL のサイトの中でも 2 つの相反する情報が表記されているので、少しとまどっています。
監修 / いずみ動物病院 院長 泉 憲明 氏
[a]http://www.p-well.com/health/clinic/cat/cat-nyuugan.html[txt]乳ガン[/txt][/a]
監修 / 麻布大学獣医学部 助教授 信田 卓男 氏
[a]http://www.p-well.com/health/clinic/cat/cat-nyuugan2.html[txt]乳ガン 2[/txt][/a]
さてこの事と、タナカさんが矛盾を感じておられる ・・・
[blockquote]6ヶ月で91%減らせるデータと猫の受容体が1〜2割(犬はずっと多い)しかないこと(信田先生のお話し)が両立するならば分かるのですが。[/blockquote]
この事が " 矛盾している " と言うところで一致しているのですが、コメント欄 >>6 の中で書きました、『 また、避妊手術を行なう事で予防できる腫瘍は良性のものであり、ほとんどの腫瘍が悪性である猫の場合は、その少ない確立でできる良性の腫瘍の発生を防いでも、意味は無いという考えもあるみたいです。 』 ← この意見も含めて、こと猫の乳腺腫瘍の予防と言う部分では、意見が大幅に分かれております。
それも一般の愛猫家のサイトではなく、獣医師、大学の研究資料レベルでの話です。私が持つ文献においても同様の状態です。それだけ、猫の乳腺腫瘍と避妊手術の関連性は、他の要因が複雑に絡んでしまい、明言できるだけのハッキリとした意見が言えないというのが現状なのかも知れません。
信田氏の説明の中でも、『 原因とメカニズム 』 の中で、" 猫の乳腺腫瘍の場合は因果関係は明らかではない。 " とホルモンとの関連性を説いていますが、『 予防 』 の中では、" 避妊手術を受けても、乳腺腫瘍になる確率を減らすことにはならない。 " と、仰っています。因果関係が明らかでないのに、後者で言及されている事は、言葉尻だけをとれば少し矛盾を感じます。
ただ矛盾していたとしても、どれもの情報が間違いではなく、調査や研究のそれぞれの結果なんだと思います。解明されていない部分と他の要因が絡んだ時に出る結果が色々な答えを持ち、それぞれの研究者がそれぞれの答えを発表する。
それが混乱させる元になっているように感じます。実際私も、ご質問を受けて深く調べていくうちに、混乱してしまっている事は否めません。今回上げた記事も、大幅な修正や追記が必要であると感じています。時間がかかりますが、もう少し調査して、やり直すつもりです。それに気付かせて貰えた、タナカさんのコメントに感謝致します。
結論としましては、現在解明できている答えがひとつの場合は、相反する事項は矛盾と言えるが、複数の結果をそれぞれが答えと考えれば、それは矛盾にはならない。
・・・ 私が今答えられる、限界の回答となります。
13. Posted by タナカ
2006年11月30日 12:47
お話しを分かり易く説明して頂き大変有り難うございます。家族となった犬や猫に避妊手術をするには本当の必要性を確認できなければできない方もいるかと思います。私もインターネット情報から「しなければならない」と思い、病院を訪ね、いろいろと調べることとなりました。動機は、家族(猫)のため、の一言です。はじめ、このサイトは私の気持ちに答えて頂けれると思い投稿しました。先生の研究への熱意と生命への畏敬の念を感ずることができ嬉しく思います。このサイトが、避妊手術等、家族に関わる獣医学の真実を発信して頂きたいと僭越ながら思います。これからもよろしくご指導下さい。
14. Posted by AQ
2006年12月01日 02:46
> タナカさん
>>13
[blockquote]本当の必要性を確認できなければ
できない方もいるかと思います。[/blockquote]
タナカさんが正確な答え ( ひとつの ) を求めておられたのは、
コメント欄の言葉でよくわかりました。
今回はたいしたお力添えもできず、申し訳なく思っています。
またいつでも遊びに来てくださいね (^^)
お待ちしております [音符]
>>13
[blockquote]本当の必要性を確認できなければ
できない方もいるかと思います。[/blockquote]
タナカさんが正確な答え ( ひとつの ) を求めておられたのは、
コメント欄の言葉でよくわかりました。
今回はたいしたお力添えもできず、申し訳なく思っています。
またいつでも遊びに来てくださいね (^^)
お待ちしております [音符]
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